超便利!いまどきのライブ配信代行サービス

ストリーマーやインフルエンサーの配信を観て、その影響力の大きさを実感した人も多いのではないでしょうか。

ライブ配信は企業にとってもビジネスチャンスを広げるための大きな武器となり得ます。しかしクオリティの高いライブ配信を行うためには、それなりの環境とノウハウが必要です。

今回はライブ配信に慣れていない人におすすめ出来る「ライブ配信代行サービス」について解説していきます。             

1.配信代行サービスとはどんなサービスなのか          

配信代行サービスとは

通常、ライブ配信を行うためにはいくつもの事前準備を整えて、本番では的確に機材を操作する技術が必要になります。しかし本業の傍らでライブ配信のためにこうした労力を費やすのは、担当従業員への負担も小さくありません。配信業務に慣れていればまだしも、一から知識やノウハウを身に付ける必要がある場合はさらにハードルが上がります。

ライブ配信代行サービスでは配信に必要となる機材や技術を業者が提供し、セッティングもすべてお任せができるサービスです。
自社では番組の構成・進行に集中出来るというメリットがあります。配信ノウハウが不足している企業はもちろんのこと、スポット的にライブ配信を行いたい場合にもおすすめなサービスであると言えます。

サービスは段階的にプランがわかれているのが一般的です。
ライブ配信をするには、企画構成、機材、カメラマンが必要となります。それぞれどこまで任せるかによって料金が大きく変わってきます。

配信代行業者の選び方

配信代行業者は実績で選ぶ

配信代行業者を選ぶ際、まずチェックしておきたいのは「実績」です。ライブ配信は用途や目的によって必要となるシステムやスキルが異なるため、業者にもそれぞれ得意分野があります。したがって、自社がライブ配信したい内容に類似した実績があるかどうかをよく確認しておくようにしましょう。その上で実績数も豊富であればベストです。配信実績は公式ホームページで公表している業者はいますが、多くを掲載していない業者も大勢います。掲載されていない場合は問い合わせ時に担当者からヒヤリングすることをおすすめいたします。

また、配信代行業者はサービス内容や対応可能業務も各社でまちまちなので、委託したい業務内容と照らし合わせてニーズを満たしているかどうかも重要な選定ポイントです。例えば配信の企画段階からサポート可能であっても、出演者が多い大規模な配信には対応していないというケースは珍しくありません。逆に大規模配信や複雑なカメラワークを得意としていても、企画提案は対応範囲外という場合もあります。業者選びはまずどこからどこまでの業務を委託するのかを明確にしてから取り掛かりましょう。

ライブ配信プラットフォームの選定

ライブ配信を行うためには、どこのプラットフォームで配信するかも決めておく必要があります。配信プラットフォームとは映像や音声のインターネット上に流すためのシステムであり、Webサイトやアプリケーションのスタイルになっているものです。多種多様なサービスが展開されており、それぞれ使い勝手や料金体系が異なります。ここで大切なのは、配信代行業者がすべてのプラットフォームに対応しているとは限らないということです。ライブ配信が一般的に認知されるようになったため幅広いプラットフォームに対応している業者も多いですが、確認を怠るとトラブルの原因になり兼ねません。また、配信プラットフォームによって視聴者の層も変化するので、自社事業のターゲット層とのマッチングも重要です。      

2.配信機材は購入すべきかレンタルすべきか

1回のライブ配信を行うために必要となる機材は少なくありません。細かい内容は配信内容や規模によっても異なりますが、一般的なライブ配信であれば以下の機材は最低限押さえておきたいところです。

  • 高スペックなPC
  • 高速のネット回線(有線LANが好ましい)
  • ビデオカメラ
  • 三脚
  • スイッチャー(複数の異なる映像を切り替える場合)
  • キャプチャーデバイス
  • オーディオインターフェース

ここで「配信を代行業者に委託する場合も機材は自前で用意するべきか」という疑問を抱く人も多いでしょう。結論から言うと、それはケースバイケースとなります。配信用機材は基本的に代行業者でレンタルも行っているため、委託にあたって自社で準備しておく必要性はありません。ただし、業者によっては機材の有無によって料金が変わる場合があります。長期的なスパンで配信代行サービスを利用することを考えるならば、機材だけ自前で用意しておくというのも1つの選択肢です。一方で、自社の機材を配信業者に使ってもらうということは「業者が使い慣れていない機材で配信を行う」ということも意味しています。咄嗟のトラブルに対応しにくくなるという可能性もあるので、委託スパンや予算に合わせて検討してみてください。

3.配信代行サービスの費用感          

配信代行サービスへの委託費用は、サービス内容と機材規模によって大筋が決まります。一般的に配信代行業者でカバーしている業務内容は以下の通りです。

  • 企画
  • 撮影
  • エンコード
  • アップロード

配信プロジェクトを企画段階からサポートしてもらうかどうかは企業によって事情が異なるため、ここは委託しないというケースも多いです。企画業務を委託しなければ、もちろんその分コストを抑えることが出来ます。撮影からアップロードまでのプロセスは専門知識・機材・スキルが必要になってくるため、一貫して業者が行うのが一般的です。使用する機材のクオリティによって価格が変動することが多いので、詳しくは見積もり時に担当者と相談してみてください。

前述した配信に最低限必要な機材を一式揃えるのには60万円前後の費用が必要になります。一方、配信代行サービスの1回あたりの利用料金は「20万円以内(小規模)」「30~50万円(中規模)」「60万円以上(大規模)」の3段階で考えておくと良いでしょう。

小規模配信の場合はカメラマン1人と機材オペレーター数名での対応になるのが基本です。この価格帯では企画業務まで委託するのは難しいと考えておきましょう。中規模クラスの価格帯になるとカメラマンは2名まで派遣してくれるところが多いです。シンプルな撮影以外にもテロップや演出効果、カメラアングルの切り替えなど配信のクオリティを底上げするサービスが利用出来るでしょう。大規模クラスでは配信会場の広さや配信時間の長さによって委託費用に幅が出てきます。配信システムを構築するにも時間がかかるため、撤収も含めて1日仕事となる場合が多いでしょう。規模感としては1000人クラスのキャパシティがある会場を借りて配信するイメージです。

4.配信代行が利用されるシーンの紹介

株主総会

ビジネスで配信代行サービスを利用するシーンは様々ですが、特によく活用されている分野がいくつか存在します。例えば株主総会がその1つです。通常の株主総会では企業が株主を一箇所に集めて、経営状況の報告をしたり今後の事業展開を表明したりします。しかし2020年の新型コロナウイルス流行以降、全国各地の株主を一箇所に集めることが難しくなったためライブ配信で株主総会を行う企業が増えました。株主の数が多くても企業側の出席者はそこまで多くないため、配信代行サービスは比較的小規模なプランで事足りる場合が多いです。定時株主総会の開催義務は年1回となっているため、そこまで頻繁に配信を行う必要はありません。機材一式を揃えるよりも、業者にレンタルするのがベターと言えるでしょう。

結婚式

ブライダル業界でも結婚式のライブ配信が増加していると言われています。親戚や友人が遠方に住んでいる場合でも気軽に参加してもらえるため、注目度が高まっている分野なのです。すべてをオンライン参加とするのではなく、現地に来てもらうのが難しいゲストに向けて配信するというハイブリットなスタイルも選択出来ます。会場が大きいと新郎新婦の様子が分かりにくかったりすることもありますが、配信であればプロのカメラマンがバッチリ表情を映してくれるという点もメリットと言えるでしょう。配信システムとしては中規模クラスになるケースが多いです。

コンサートやライブ

感染症対策の影響が大きい業界の1つがコンサート業界でした。観客の密集度が高く会場が密閉空間であるケースが多いため、業界内では観客をオンライン参加とするスタイルが広まったのです。コンサートのライブ配信はカメラアングルによる演出や高音質での集音が重要になるため、専門的なノウハウを備えた業者に委託するのが基本と言えます。200人前後の比較的小さいキャパシティのライブハウスやスタジオであれば数台の固定カメラで済むケースもありますが、本格的な配信には中規模~大規模クラスのシステムが必要になると考えて良いでしょう。

ライブ配信代行サービスを活用して、クオリティの高いコンテンツを届けよう   

感染症対策をきっかけに広く受け入れられるようになったライブ配信ですが、利便性の高さや柔軟な演出でそれ自体の人気がじわじわ高まっています。ライブ配信を高品質なコンテンツとしてユーザーに届けるには、まず専門知識や機材を持っている配信代行業者を頼るのがベターです。配信内容や規模感に合わせて、自社のニーズにマッチしたサービスを利用してみてください。