オフィスや店舗で使いたいおすすめプロジェクター16選と選び方

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大画面に映像を投影できるプロジェクター。会議やプレゼンなど、ビジネスシーンでも活躍するモデルが展開されています。しかし、プロジェクターはエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く展開されており、どれを選べば良いか迷うかもしれません。
そこで今回は、オフィスや店舗で使いたいおすすめのプロジェクターを紹介します。プロジェクターの選び方や便利な機能の解説するため、参考にしてみてください。

プロジェクターとは

プロジェクターとは、壁やスクリーンに映像を投影し、大画面で楽しめるディスプレイ装置のことです。会議室で使える手軽なものからプロジェクションマッピング等でしようする大規模なものまで様々です。

今回はオフィスや店舗で使用するのに適したプロジェクターをご紹介します。

モバイルプロジェクター

持ち運びに適しており、外出先でも使えるものがモバイルプロジェクターです。コンパクトで手頃な価格の製品が多く、小さい会議室などでの利用に適しています。

ビジネスプロジェクター

会議やプレゼンなどの利用に適したプロジェクターです。ビジネスでは大きな会議室などで投写することが多いため、輝度が高く明るいプロジェクターが展開されています。文字や資料が見やすいように、コントラスト比が高い製品が多いのも特徴です。
ビジネスプロジェクターでも、小型のモデルはモバイルプロジェクターと呼ぶこともあります。

ホームプロジェクター

大画面の映像を楽しむために、家庭用に設計されたプロジェクターです。ホームプロジェ
クターは、価格が安くコスパが良いモデルから、4Kの高画質に対応したモデルまで幅広く
ラインナップしています。

プロジェクターの選び方

画面サイズと投写距離をチェック

プロジェクターを選ぶ際は、まずは投射サイズ(どれくらいの大きさの画面に映すか)を確認します。
小規模な会議室では80~120インチ程度が一般的です。商業施設等で大勢の人に映像を見せる場合は300インチ前後のスクリーンを用意する場合もあります。

投射サイズが決まったら、次に投射距離(プロジェクターからスクリーンまでの距離)をどれくらいとれる環境なのかを確認します。投射サイズが大きくなるほど投射距離も長くとる必要があるので、狭い空間でプロジェクターを利用する場合は、投映距離が短い短焦点タイプの製品がおすすめです。

明るさ(ルーメン)から選ぶ

プロジェクターには必ずlm(ルーメン)が設定されています。そのプロジェクターがどれだけ明るい光を投射できるかという値です。プロジェクターのスペックを左右する値なので、基本的にはルーメン値の高いモデルほど高額になります。

ビジネスシーンや店舗では明るい部屋で使用するケースが多いので、できるだけルーメン値の高いモデルを選ぶのがおすすめです。

ビジネス利用なら3000lm以上のモデルがおすすめです。

画質をチェック

プロジェクターの画質には、XGAやWXGAなどが展開されています。高画質にこだわるなら、フルHDや4Kに対応したモデルがおすすめ。ただし、高画質であるほど高価になるため予算に合わせて選びましょう。

投影方式から選ぶ

LCD方式

LCD方式とは、3枚の液晶パネルに赤・青・緑の3色を当てて投影する方式のことです。LCD方式のプロジェクターは、忠実な色再現ができるのが特徴。周りが明るくても鮮明に映し出せるため、会議室での利用に適しています。

DLP方式

DLP方式とは、鏡を使って光を反射させて投影する方式のことです。コントラストが高く、ドットの格子が目立たないため視認性が高いのが特徴。構造がシンプルなので小型化しやすく、モバイルプロジェクターに多く採用されています。

接続方法をチェック

プロジェクターの接続方法には、有線と無線があります。有線接続は、ケーブルを挿すだけで手軽に使えて、接続が安定しているのがメリット。無線接続は、ケーブルレス配線が絡まるストレスがなく、離れた場所でも使い勝手が良いのが魅力です。

設置方法

プロジェクターには、天井に取り付ける天井吊りと、机上や専用スタンドに置いて使う据え置きがあります。オフィスや店舗では省スペースな天吊りが人気ですが、設置に専門器具や知識が必要なので、業者に依頼するのがベターです。

プロジェクターの機能やスペックの解説

SDカードスロット

狭い部屋で据え置き型プロジェクターを使うなら、SDカードスロット付きがおすすめ。PCなどを接続しなくても、SDカードに映像データを入れておけば読み込みができます。

スピーカー搭載

映像と音声を同時に楽しみたいなら、スピーカー搭載モデルがおすすめです。外付けのスピーカーと接続する手間が省けて、プロジェクター1台で完結します。動画の視聴などの用途に適しています。

台形歪み補正

プロジェクターを投影するとき、斜めから投写すると映像が歪むことがあります。この映
像の歪みを補正するのが、台形補正機能です。縦・横それぞれの歪みを補正できるモデル
なら、設置場所の自由度が上がります。

MHL

MHLとは、スマホやタブレットのMicroUSBポートから、映像と音声を転送できる規格のことです。MHLアダプター内蔵のプロジェクターと対応するスマホがあれば、ケーブルだけで簡単に映像を投写できます。

バッテリー内蔵

モバイルプロジェクターの中には、バッテリー内蔵モデルが展開されています。ACアダプターを持参する必要がなく、気軽に持ち運べるのが便利なポイント。

アスペクト比

アスペクト比とは、画面の縦と横の長さの比率のことです。出力する映像の見切れを防止するため、なるべく出力映像とアスペクト比が一致するプロジェクターを選びましょう。

動作音

静音性を重視するなら、騒音レベルをチェックしましょう。20dB~30dB以下の静音性の高いものは、寝息やささやき声程度の動作音。40dB~50dBは、図書館や静かな事務所程度の音量です。

光源

プロジェクターの光源には、水銀ランプ、LED光源、レーザー光源の3種類があります。水銀ランプは、安価で解像度が高いのが特徴。LED光源は、消費電力が低く、起動後すぐに明るくなるのがメリットです。レーザー光源は、高解像度で寿命が長いなどの利点が多い分、値段が高い傾向にあります。

HDR対応

HDRとは、明るいところと暗いところの輝度差が広い映像のことを言います。HDR対応のプロジェクターは、きめ細やかで高画質な映像を楽しめます。

最大表示色

プロジェクターが表示できる色の数を表すものを、最大表示色と言います。最大表示色は、「10億色」「1,677万色」のように記載されています。映像の美しさを重視するなら、最大表示色ができるだけ多いプロジェクターを選びましょう。

オフィスや店舗でおすすめのプロジェクター

SONY 液晶プロジェクター(VPL-DX221)

シンプルかつコスパの良さが魅力のプロジェクターです。自動台形補正機能があるため、投写が簡単なのも特徴。コンパクトなサイズなので、持ち運んで移動するのにもおすすめです。

CASIO DLPプロジェクター(XJ-V100W)

狭い部屋でも活躍するプロジェクターです。ワイドかつ短焦点仕様で、投写距離が短い場所でも使い勝手が良いのが魅力。最短5秒で起動できるため、ストレスなくセッティングできます。

Panasonic 液晶プロジェクター(PT-VX425NJ)

コンパクトながら機能性にも優れたモバイルプロジェクターです。4500lmと高輝度で、周

囲が明るい場所でも綺麗に投写できます。プロジェクターに搭載したカメラで簡単にセッ
トアップできる、イージーセッティング機能もおすすめポイント。

EPSON 液晶プロジェクター(EB-1960)

5000lmと高輝度が特徴の、3LCD方式のプロジェクターです。明るくて視認性が高いため
、広い会議室での利用に適しています。スピーカー内蔵で、音声を利用した会議やプレゼ
ンにも対応できます。

Panasonic 1チップDLPプロジェクター(PT-RW620JB)

映像が見やすいDLP方式を採用したプロジェクターです。6000lmと高輝度で、大画面でも
明るいのが特徴。高解像度なレーザー光源で、画面の見やすさを重視するシーンでおすす
めです。

EPSON 超短焦点液晶プロジェクター(EB-535W)

狭い部屋でも使える、短焦点タイプのプロジェクターです。投映距離が短くても、80イン
チのワイドサイズが映せます。また、縦・横の台形補正もできます。

HITACHI 超短焦点液晶プロジェクター(CP-A352WNJ)

16Wのスピーカーを搭載した、短焦点タイプのプロジェクターです。内蔵スピーカーを使
用すれば、音声付きの映像にも対応できます。重さが3.8kgと軽量で、持ち運びにもおすす
め。

EPSON 液晶プロジェクター(EB-950WH)

ワイドタイプのモバイルプロジェクターです。画面解像度はWXGA。ビジネスシーンで利
用されることが多いサイズで、プレゼンなどに適しています。明るさは3000lmで、会議室
や教室などでも綺麗に投写できます。

Panasonic 1チップDLPプロジェクター(PT-DW830K)

8500lmの高輝度が魅力のプロジェクターです。DLP方式を採用しており、くっきりと見や
すい映像を投写できます。高解像度なWXGAで、映像の綺麗さを重視する場面でおすすめ
です。

Panasonic 3チップDLPプロジェクター(PT-DS12K)

アスペクト比4:3に対応したプロジェクターです。明るさは12000lmと高輝度で、大画面で
も明るく見やすいのが特徴。画面の解像度はSXGA+で、高画質な映像を楽しめます。

EPSON 液晶プロジェクター(EB-2065)

モバイルタイプの中でも高輝度な、5500lmのプロジェクターです。大画面でも明るく投写
できるのがおすすめポイント。本体サイズがコンパクトなため、持ち運びにも適していま
す。

CANON 超短焦点液晶プロジェクター(WUX450ST)

短焦点かつ広範囲のレンズで、スクリーンの近くに設置できるプロジェクターです。100
インチの映像を1.2mの距離から投写が可能。最大75%のレンズシフト量もポイント。

リコー DLPプロジェクター(X2130B)

コスパが良く、扱いやすいプロジェクターです。明るさは2800lmで、比較的明るめの部屋

でもメリハリのある映像を投写できます。本体サイズがコンパクトなため、簡単に設置で
きるのもポイント。

Panasonic3 チップDLPプロジェクター(PT-DZ21K2J)

高輝度かつ高画質な、ハイエンドモデルのプロジェクターです。明るさは20000lmで、大
画面でもくっきりと明るい映像を投写します。アスペクト比4:3のため、縦長の資料なども
見やすいのが特徴です。

Panasonic スペースプレーヤー 配線ダクト用(NTN91002W)

天井吊りタイプのプロジェクターです。配線ダクトに取り付けて電源を取るため、プロジ
ェクターが邪魔になりません。SDカードスロットがあるので、本体のみで再生もできます

EPSON 液晶プロジェクター(EB-PU1008B)

レーザー光源タイプのプロジェクターです。WUXGAと高解像度ながらコンパクトなサイ
ズが魅力。狭いスペースでも設置できます。明るさは8500lmと高輝度なのも特徴。

用途に合わせたプロジェクターを選びましょう

ビジネスで使うプロジェクターは、モバイルタイプから据え置きタイプまで幅広く展開さ
れています。大会議室など広い部屋で使うなら、視認性に優れた高輝度のモデルがおすす
め。小さめスペースで使うなら、モバイルタイプやコンパクトなモデルがおすすめです。
資料の投影が多い、動画視聴が多いなど、利用シーンによっても選ぶべきモデルが異なり
ます。予算や用途に合わせたプロジェクターを探してみてください。
AZAは映像や音響機器のプロ集団です。用途や環境にベストなプロジェクターをご案内で
きます。お気軽にご相談下さい。